Science of Deduction 推理の科学 第2弾


僕がシャーロックを真似して人の特徴から習慣などを推理できるようになった経験から、知能が平均的な人間たちに向けてその科学を発信することを目的としたシリーズ、 『推理の科学』の第2弾だ。さっそく下に書いていく。

前回はアウトドアな人間とインドアな人間の特徴について書いてたが、今回は人間の

「ボディlanguage」つまり動作や仕草などから人間の心理を予想することについて書いていく。

腕を組む:潜在的な自己防衛、自分を守る。

考えながら別方向を見る:確実に何かについて思考をしている。

あくび:緊張している。

自分の顔を触る:落ち着こうとしている。

髪を整える:その人に自分を良く評価してもらいたい。


また、その人の顔や手先からもいろいろなことが推理できる。

例えば職業などだ。例としては手に傷があったり爪が汚れていたりなど。

手に傷があるが指先は綺麗で清潔:料理人

手に傷があり指先も汚れている、爪先も汚い:工事などの作業

手に傷はないが爪先はインクや絵の具などが詰まっている:美術家


その人の目に隈はあるか。額のしわは?髪の毛は清潔で手入れがなされているか?

眉間を寄せている、鼻を寄せるなどは嫌な感情の現れだ。

唇を結ぶ:緊張や不安、気掛かりなど。

以下、シャーロックホームズの論文(作品内の設定)『生命の書』より

”一滴の水から論理家は大西洋やナイアガラ瀑布が存在する可能性を、実際に見ることも聞くこともなく推察できる。同じように生命全体は大きな連鎖になっており、そのひとつの連鎖を提示されれば、全体の性質はいつでも分かる。他のすべての技芸と同様、推論と分析の科学は、長く忍耐強い訓練を通してのみ獲得できる。これを最高の次元にまで極めるには、一生をかけても十分とは言えない。精神的で知性的な部分については、最高難易度の技術が求められるので、この方面に応用する前に人間調査員はもっと初歩的な問題を解決することから始めるべきである。最初は、人に会ったとき、一目見てその人物の経歴と職業を判断することを学習させるべきである。そういう訓練はくだらないと思うかもしれないが、これで観察の技能が鋭敏になり、見るべき点と探すべき場所が学べる。人間の爪によって、コートの袖によって、靴によって、ズボンの膝によって、人差し指と親指のタコによって、表情によって、シャツの袖口によって、・・・・これらのひとつひとつで、職業は明白なものとなっている。すべてを合わせれば、どんな場合でも有能な人間調査員が解読に失敗するとは、まず考えられない”


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