運命はあるのか?
ある?ない?それは人それぞれだが、ここでは私の考えを紹介したい。
まず、例えばA君がいて、彼がテストで20点をとってしまったとする。そうしたらA君は、これはこうなる運命だったんだよ、という。しかし、それはただの後付けである。元からそうなる運命が存在していたか?それを証明する根拠はない。もしかしたらA君はケアレスミスが多かったかもしれないし、運が悪かったのかもしれない。そういった物は予想するにしても必ずこうなるという絶対的なものがある訳ではなく、曖昧なものであるからだ。
また、シュレディンガーの猫というものがある。
簡単に説明すると、閉め切った箱の中に猫を入れ、さらに毒ガスなど危険なものを入れても、箱を開けて確認するまでは猫は死んでいるかどうかは分からないというものだ。
要するに、私が言いたいのは確認してから運命は存在するということだ。
それを踏まえると、A君がテストで低い点を取るという運命が存在するのがわかるためには、新たな人物、未来のA君がいなくてはならない。
なぜなら、未来のA君は過去のA君がどんな点数を知っている、確認できているからである。
そしてなおかつ、未来のA君が過去のA君にその運命を知らせる、確認させないと過去のA君からしたら運命は存在しない。
だがどうやってその運命を知らせるというのだろうか。タイムマシン?そんな物は親殺しのパラドックスという問題で作れないと証明済みである。
つまり過去のA君は運命を確認できないので運命は存在しないことになる。
今回はこのような視点で考えを書いてみたが、これを見た人の運命に対する考えの参考になると幸いである。
よき
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